大学での心理学の授業がつまらない、面白くないってガチ?
この記事を読んで分かること
    • 大学の心理学の授業ではどんなことをするのか
    • なぜ心理学の授業がつまらないと言われるのか

読者
心理学を履修しようと思うんだけど面白い?
という方の疑問に答えます。
心理学といえば「相手の思考や心を読みとるもの」や「思い通りに操れる」といったイメージがありますよね。
小学生の頃によくやった心理テストや、テレビで披露されるメンタリズムなどが影響しているものと思います。
ですがそれらを目的にして、大学で心理学の授業を取ってしまうと後悔することになってしまうかもしれません。
もちろん授業内容がためにならない、つまらないという意味ではなく、「相手の心を自在に操りたい」と考えている人には向いていないという話です。

大学の心理学の授業ではどんなことをするのか

大学の心理学の授業ではどんなことをするのか

そもそも心理学とは、以下のように定義されています。

 

心と行動の学問、科学的な手法によって研究される。そのアプローチとしては、行動主義のように行動や認知を客観的に観察しようとするものと、一方で、主観的な内面的な経験を理論的な基礎におくものとがある。

難しいので、簡単にいうと「人間や動物の心理や行動がどのようなメカニズムで働いているのかを研究する学問」のことです。

 

 

心理学といえば、カウンセラーや臨床心理士が学ぶものというイメージがありますが、実は学校の先生も学ぶ必要がある学問なのです。

 

もちろんその目的によって学ぶべき心理学は異なります。

 

以下に、どのような種類の心理学あるのかご紹介します。

 

心理学の種類
    • 認知心理学
    • 動物心理学
    • 神経・生理心理学
    • 人格心理学
    • 社会心理学
    • 臨床心理学
    • 発達心理学
    • 犯罪心理学
    • 一般心理学
    • 知覚心理学
    • 学習心理学
    • 比較心理学
    • 深層心理学
    • 教育心理学
と、ここであげたもの以外にもまだ存在します。(多すぎるので割愛)
ちなみに私は大学時代に、生理心理学と社会心理学の授業を受けました。
本音を言うと、生理心理学は「神経の構成、大脳、ニューロン...」などの暗記系が主だったので、つまらないと感じてしまいました。(単位のために必要だった)

なぜ心理学の授業がつまらない、面白くないと言われるのか

なぜ心理学の授業がつまらない、面白くないと言われるのか

授業での心理学がつまらないと言われる理由として、考えられるものは以下の通りです。

 

    • 数学が難しい
    • いつ使うのか分からない
    • メンタリズムは学べない
    • ビジネス心理学も学べない
    • 精神分析やカウンセリングは学べない
    • 講義中心なので退屈
    • 覚えることが多い
それぞれ解説していきます。

数学が難しい

心理学の研究室を訪問すると、パソコンやさまざまな実験器具・測定器具を見かけることが多く、また、心理学の研究論文を読むと数字や数式が多用されています。

 

現代の心理学は、科学的に心の働きを解明しようとする学問であり、そのために、実験や調査や観察を通して心の働きを数値データとして集め、数学・統計学やコンピュータを駆使して分析し、客観的で公共的な法則や理論をつくろうと試みます。

 

なので統計学が苦手で、単位を諦めてしまう人も少なくありません。

いつ使うのか分からない

最初のお話した通り、心理学は非常に幅広い学問です。

 

中には普段の生活では「絶対使わんやろ!」って内容も含まれていたりします。

 

雑学として知っていればすごいのかもしれませんが、特にモチベーションがなく授業を受けていたらつまらないと感じてしまうでしょう。

メンタリズムは学べない

某Dai◯oさんのメンタリズムに憧れて、心理学を受けてみたものの、全く関係のないことばかりを勉強することになります。

 

それもそのはず、あれは一種のパフォーマンスなので、大学の講義で学ぶような内容ではありません。

 

基礎的な心理学を学ぶ場として、心理学の授業が開講されていることが大半なので、それ目当てで履修するのはやめておきましょう。

 

ビジネス心理学も学べない

「マーケティング心理学を学んで、たくさんネット上で稼ぐぞ!」という意気込みは素晴らしいですが、その望みは残念ながら叶いません。

 

もちろん中には少しだけそういった内容に触れる授業も存在しますが、かなり範囲は狭いです。

 

参考までにビジネス心理学について学びたい方は以下の心理学を履修すると良いかもしれません。

 

    • 社会心理学
    • 認知心理学
    • 消費者心理学
    • 産業・組織心理学
自分は、上記の授業を見たことがありません。
大学では主に「心や身体」に関する勉強が多いので、あまり期待はせずにビジネス書を読んだ方が早いと思います。

精神分析やカウンセリングは学べない

基礎となる土台が完成していないと、学んでも理解できない専門科目となります。

 

なので他学部の人がこれらの実技的な内容を学ぶ機会はないといっても過言ではないでしょう。

講義中心なので退屈

自分が受けた2個の心理学の授業では、いずれも「講義中心」でした。

 

大講義室にパンパンに詰め込まれ、スクリーンに映し出されたスライドを教授が読み上げるだけという形式で、正直つまらなかったです。

 

なので実践的な授業を受けたいという人には面白くないかもしれません。

覚えることが多い

心理学の種類によっては覚える量が非常に多く、テストでの負担が大きくなってしまうというリスクもあります。

 

いわゆる暗記ゲーと化し、ただ覚えるだけの作業がつまらないと感じてしまうかもしれません。

 

ただし授業によってはテストではなく、レポートを課すものもあったので、そちらであればあまり覚えることはないでしょう。

大学の心理学が向いている人

大学での心理学の授業を履修するのに、おすすめの人は以下に当てはまる人です。

 

    • とにかく単位を取らなければならない
    • 人の心や身体について知りたい
    • 実技よりも講義形式の方がむしろ良い
    • テストは暗記中心の方が得意

 

上記に1つでも当てはまる人は、開講されている心理学のシラバスを見てみて、自身に合った形式かどうか確認しておくと良いでしょう。

 

特に4つ目の「テストは暗記中心の方が得意」は、レポートが嫌な人には最適ですね。

 

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大学で学ぶ心理学をつまらないと感じないために【まとめ】

大学で学ぶ心理学がつまらないと感じる理由には、学びたいと思っていた理想とのギャップが生まれるからです。

 

必ず授業を履修する前に、どんな内容について学習するのかを知っておき、その心理学の種類でGoogle検索してみることをおすすめします。

 

それでもやっぱり自分はメンタリズムを学びたいんだ!と言う人は、大学では難しいのでビジネス書から独学することを推奨します。

 

以上で終わります。