新卒でクラウドエンジニアになってからの2年間について話す【未経験】

2022年に新卒で入社して、今年2024年になり社会人3年目となりました。

 

このブログでは就職してからのクラウドエンジニアとしての経験談をまだ書けていなかったので、GW最終日のこの機会に書き残したいと思います。

 

簡単に自己紹介
・学部卒(電気電子系を卒業)
・クラウド未経験(ネットワーク系もほとんど知識なし)
・新卒でクラウドエンジニアとして、サーバ構築から運用まで行っている

 

ちんあなご先輩

未経験者が突然クラウドエンジニアになってしまうと、どうなるのって話です

新卒でクラウドエンジニアになってからの2年間【入社〜半年後まで】

研修、研修、研修、、の日々でしたので、この期間はクラウドは関係なかったですね。

 

前準備として個人的にクラウドの勉強(AWS)をしようと思い立ったのですが、中身が全くわからず挫折して勉強は捗りませんでした。

 

そもそもネットワークやセキュリティ、データベース等の前提知識がないため、勉強が捗るわけがないんですよね。。

 

なのでこの期間はクラウドではなく、まずはIT知識を身につけることに徹するため「基本情報技術者試験」の資格取得に向けて勉強を行いました。

 

新卒でクラウドエンジニアになってからの2年間【研修後〜1年目終了まで】

配属されてからはひたすら勉強期間を与えられました。

 

まずは案件に携わるのではなく、AWSやAzureといったクラウド知識を身につけるため、書籍やセミナー動画を見るなどしてインプットを継続しました。

 

・Linuxコマンドってなに?(catとかsudo ってなんだよレベル)
・可溶性とか耐久性とかわけわからん。
・EC2,RDS,S3とか意味のわからない用語に混乱

 

ちんあなご先輩

まさしくこんな状態でしたね。

 

1ヶ月毎日勉強させてもらえたので、徐々に用語も記憶が定着してきて、AWSの資格取得に挑戦できるかもと思い始めました。

 

 

11月ごろまでにはAWSの最初の資格であるAWS Cloud Practitionerも取得できました。

 

ちんあなご先輩

ここから悲劇が始めるとはまだ思ってもいなかったです。。

 

というのも11月に先輩が退職(転職)された都合で、その先輩の抱えていた案件がほぼ全て自分に降りかかってくることになったのです。

 

通常なら1、2個ずつ案件に携わって、徐々に仕事を覚えていこうねって感じなのですが、運悪く先輩が辞めるタイミングと他の社員の方が忙しいタイミングが重なってしまい、多数の案件を抱えることになってしまいました。

 

ちんあなご先輩

同時に10個以上の案件の引き継ぎを受けた時は、絶望でしたね〜

 

なので年度末にかけての3、4ヶ月は本当に忙しく、残業時間も50時間を超えることはザラでしたね。

 

数ヶ月前まではクラウド知識なし、そもそもIT知識ほぼ0の雛鳥だったのに、、、

 

とはいってられる状況ではなかったので、ひたすら上司のサポートを受けながら対応を進めていきました。

 

  • サーバエラーの調査
  • OSリプレイスの対応
  • 費用周りの対応と修正

と、このあたりの対応が多かったのをよく覚えております。

 

あと一番困ったのはお客様から急に電話がかかってくる時!!

 

いつもは上司立ち合いの元でオンライン会議を設定するので、大抵のことは上司が回答してくれるので安心なのですが、

急に電話がかかってくるということは上司のサポートなしに会話をする必要があるということです。

 

ちんあなご先輩

クラウドエンジニアに限った話ではないけどね、、すごく怖いよね、、

 

「前話していた〇〇の件」とか言われてもなんの話かさっぱりわからないし、サーバについて色々聞かれても何もわからないこともあったので、

上司に確認のうえ、折り返し連絡しますという対応しかできなかったのがなかなか悔しい経験でしたね。

 

口から出まかせで変なことを言うよりは全然マシですが、そう言うことが続くとメンタルにもきましたね。

 

とはいえ上司からは「これは経験を積むしかないし、そもそもの前提知識がまだアウトプットしきれてないだけだから地道にやっていこう」といってもらえたのが心の支えでした。

 

そんなこんなで私の社会人1年目はあっという間に終わってしまいました。

 

ちょうどこの時期に読んでいたのは、下の2冊ですね。(上司からの勧め)

新卒でクラウドエンジニアになってからの2年間【2年目】

2年目になると大きく変化したことが、「一度対応したことのある仕事に出会う」ことです。

 

そのため全くわからないことが徐々に減っていき、いかにミスや遅延なく対応できるかと言う点が見られるのだろうと思いました。

 

春ごろにAzureの初歩資格も取得し、一旦クラウドエンジニアとしての一歩は踏み出せている気分でいました。

 

5、6月はそこまで案件対応もなく、比較的穏やかな時期でしたのでほぼストレスフリーで働けたのも良かったと思います。

 

 

しかし夏頃になるとさらに新案件も振られたり、既存案件でサーバ台数を増やしたいという要件がきたりと徐々に稼働が高くなってきて、気づけば勉強できる時間がなくなっていました。

(正確には勉強する時間はあるが、終業後はYouTubeを見たり、出かけたりすることが増えて、勉強に向き合えなくなった)

 

ちんあなご先輩

いわゆるモチベダウン時期というやつですね。

 

余裕がなくなってくると、絶対にしてはいけないミスも出てくるわけで、、

 

  • メールに添付するファイルを間違える
  • Winodwsサーバからサインアウトと間違えてシャットダウンしてしまう

こんなミスもしてしまい、上司から注意を受けてしまうこともありました。

(シャットダウンしたサーバはそこまで重要なサーバではなかったため、軽い注意で済んだが、一歩間違えれば大惨事、、)

 

一人でも結構仕事できそうじゃんとおもっていた5、6月が嘘のように、自分のダメな部分が鮮明に浮き出た時期でした。。

(5、6月は暇すぎて、仕事余裕じゃんなんて思っていました)

 

そして冬〜年度末にかけて、OSリプレイス案件が多数重なり、さらに多忙を極めていき、、今に至るわけです。。

ちなみに今年の6月末までにOSリプレイスを完了させる必要があるので、GW明けもしばらく忙しいです。笑

 

ちんあなご先輩

早く終わってくれないかなーー

 

そんなこんなでクラウドエンジニアに新卒でなって、2年間の歩みを書き記してきましたが、、

「いや、結構大変そうやん!」

って印象ですよね。

 

SNS上では「未経験でも資格があれば余裕です」って投稿をみたことあるけど、絶対そんなことないはず。

たしかに忙しい会社とそうでない会社があるかもですが、「余裕ではない」ことは確かです。

 

インプットができたからといって、適切な情報をアウトプットさせることって普通に難しいですからね。。

それは仕事に関わらず、他の場面でも。

 

 

3年目の今年は、仕事の進め方を自分でも考えられるようになって、上司の負担をさらに減らせるように頑張りたいです。

そのためにもすでに指摘された事項は、再度指摘されないように本質を理解して、アウトプットできるようにすることを目指します。

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございます!