【理系の就活】1社目の最終面接で落ちる話【サイレントお祈り】
この記事を読んで分かること
    • 理系の大学生が初めての就活に挑戦した話
    • 1社目で最終面接まで進むが落ちた話

読者
就活ってどんな感じで落とされるの?理系も普通に落ちる?
という疑問に答えます。
ちなみに自分は学校推薦を使わずに、自由応募で就活を進めました。
理由は今いる学科の専門分野とは違う仕事がしたかったのと、そこまで行きたい企業が推薦枠になかったからです。
参考までに…ちんあなご先輩について
    • 2022年卒
    • 国立大学の理系
    • インターンシップにはオンラインで1日だけ参加→その企業は落ちました

理系大学生が初めての就活に挑戦した話

就活を始めたきっかけ

自分が就活を始めたきっかけはただ一つ、大学院に進みたくなかったから

 

専門は電気電子で、留年をしてしまうほどの落ちこぼれ具合だ。

 

講義の内容は毎回意味不明だし、こんな内容の勉強をあと2年間もするのは絶対に耐えられないと思った。

 

とはいえ、大学1年2年の頃は漠然と「院に進むんだろーな」と思っていたので、全くと言っていいほど就活には手をつけていなかった。

 

ようやく重い腰をあげたのが大学3年の2月になってからで、郵便ポストに合同説明会のお知らせが大学生協から届いていたのがきっかけ。

最初に就活で始めたこと

とはいえ、「あれ、自分って何になりたいんだろう?」というところから始めなければならなかった。

 

将来の夢というものをこれまで決めきれずに来た者の末路である。

 

とりあえず大学のテスト期間だったこともあり、簡単にできる『自己分析』から始めた。

 

一体自分は何者で、どんなことに達成感を感じて、どんな軸のもと行動してきたのかを考えた。

 

使ったツールは以下の3つ。

 

    • 書籍「やりたいことの見つけ方」

 

上2つは会員登録すれば無料で使えるツールなので、その場ですぐにやってみた。

 

「やりたいことの見つけ方」は過去の経験に目を向けつつ、じっくり自己分析できるワークが効果的だった。

 

 

とりあえず落ちる覚悟でエントリー

合同説明会や大学限定の説明会の中で、気になった企業が1社だけあったのですぐにエントリー。

 

すると早速エントリーシート(以下ES)の提出と、適性検査の受験をするようメールが届いた。

 

適性検査はサクッと1時間くらいで終わったのだが、問題はESの方だ。

 

「学生時代に頑張ったこと」「志望動機」「この業界を志望した理由」などの項目があり、初めてのことでパニックになった。

 

とりあえず自分の大学生活を振り返ってみて、学生団体での経験やブログのことを書いてみた。

 

今読み返すとひどいESだったが、落ちる覚悟で出したらまさかの1次面接の案内が届いた。

 

順調に進んだ面接

面接は全部で3回あり、最初の1回はオンラインで行われた。

 

買ったばかりの就活スーツを着るのに手間取ったが、なんとか無事に終えることができた。

 

質問内容はESに記載の内容ばかりだったので、そこから深掘りされることを想定しておいたのが良かった。

 

2次面接は実際に会社に赴き、個室に呼ばれ1対1の面接をした。

 

緊張で膝から下がブルブルと震えていたが、ここでもESの内容を深掘りされる内容を聞かれたので十分に答えることができた。

 

手応えは確かにあった。その結果、いきなりストレートで最終面接まで進んだ。

理系大学生が就活1社目で落ちる話

理系大学生が就活1社目で落ちる話

最終面接は2次面接と同様に、対面での開催だった。

 

緊張感はもちろんあったが、道も覚えているし、会社の雰囲気も掴んでいたので、リラックスして臨むことができた。

 

椅子に座って待っていたところ、どうやら前の面接が長引いているようで、10分ほどさらに待たされることになった。

 

「〇〇さん(自分の名前)、どうぞ!」

 

いよいよ自分の番になり、今出せる自分の全てをぶつけようと思った。

 

面接官は3人で、一人はこれまでオンライン説明会でも登場していた人事の方だった。

 

あとの二人は自分の親と同じかそれ以上の年の方で、管理職の方だと紹介された。

 

緊張感が前回の2次面接とは比ではなく、正直かなり硬い印象を受けた。

 

面接が始まった。「自己紹介をお願いします」という通常通りの始まり。

想定外

自己紹介に続いて、志望動機とガクチカを聞かれて、自分的には順調に進んでいると思っていた。

 

しかしここから想定外の質問攻めに合ってしまった。

 

「入学年と卒業年が離れているようだけど、なんでかな?」

「弱みに〇〇って書いてあるけど、それって業務に影響しない?もう克服した?」

「趣味にカメラってあるけど、これまでで一番印象に残っていることって何?」

 

のように、これまで一切聞かれなかった自分自身についての深掘りが続いたのだった。

 

自分の準備不足が要因なのだが、これらの質問にあまりハキハキと自信をもって回答できなかったので、面接官の反応はあまり良いものではなかったのを今でもはっきりと覚えている。

 

特に「これまでで一番印象に残っている写真」に対する回答を「伊豆の海」と答えたら、「ほう、、、風景ですか。。」と納得していない感じだった。

面接終了

面接が終わり、「最後に何か質問はありませんか?」と逆質問のタームになった。

 

自分は意欲を示そうと2つ質問をしようとしたのだが、「2つもですか...」とイマイチな反応をされた。

 

この時点で色々察してはいたのだが、結果は1週間以内にお知らせするとのことだったので、少しだけ期待して待つことにした。

 

だが一向に連絡はこず、3週間経っても音沙汰なしだった。

 

4週間目に入ろうという時にようやくメールが届き、お祈りの言葉が添えられていた。

 

もっとはよ言えよ!と文句の一つでも掲示板に書いてやろうかと思ったが、次の就活のために気持ちを切り替えることにした。

 

そんな自分が別の企業から内定をもらうのはこの1ヶ月後の話。

 

理系大学生が就活1社目で落ちた原因

初めての最終面接が終わった後に、何がダメだったのかを振り返りました。

 

それが以下の通り。

 

    • 自己分析が十分ではなかった
    • 特に過去の行動について、なぜそうしたのかの考えが不足
    • ESの内容を暗記しただけだった
    • 自信がなく、ハキハキと話せなかった
特に2つ目の「過去の行動について、なぜそうしたのかの考えが不足」が1番の反省点。
自分でさえも自分のことがよく分かっていなかったので、想定外の質問が来た時に反応できなくなってしまいました。
裏を返せば、これまでの自分の行動の理由やその時に感じたことを把握しておけば、どんな質問にも対応できます。
事実、別の企業の面接では面接中にも関わらず、話し方や考え方を褒めてもらえるという珍事がおきました。