理系学部卒で大手企業のエンジニアに就職できた話【院から逃げた男】
この記事を読んで分かること
    • 理系大学生が学部卒に決めた理由
    • 推薦を使わずに大手企業のエンジニアになった話

読者
理系で学部卒ってやっぱり就職しにくい?
という読者の悩みに答えます。
自分は1年浪人をして大学に入学したのですが、大学での勉強についていくのが難しく、「大学院であと2年も勉強するのキツくね?」と思い、就活することを決めました。

友人
理系って大学院いかんと価値なくね?
うん、言いたいことはわかる。理系といえば大学院まで行ってこそ、専門性を高められるっていう風潮あるよね。
けどそんなことよりも、大学院に進んで研究発表をしたり、英語の勉強をしてスピーチしたりする未来が憂鬱すぎたんです。
ということでそれらの内容も含めて、早速本題に入っていきます。
参考までに…ちんあなご先輩について
    • 2022年卒
    • 国立大学の理系

理系大学生が学部卒で就活した理由

理系大学生が学部卒に決めた理由

大学入学当時は当然大学院に行くと思っていたのですが、結果的には学部卒に決めました。

 

ネットで調べてみても理系は院に行ってこそ意味があるという内容が多く、少し不安に感じていました。

 

それでも学部卒で就活することに決めた理由は以下の通りです。

 

    • 勉強内容が難しく、これ以上やりたくないと思った
    • 大学を2年留年しているので年齢的な問題
    • 学科の専門以外の仕事にも興味があった
それぞれ、解説していきます。

勉強内容が難しく、これ以上やりたくないと思った

1番の理由はこれですね。

 

次の項目でもお話しするのですが、学科の勉強についていけず留年をしてしまったほどです。

 

また大学院に進むと勉強だけではなく、論文発表の機会が増えると先輩から聞きました。

 

その際に英語を使って発表する場面もあるらしく、そもそも論文自体が英語で書かれていることが多いので、かなり勉強したと話していました。

 

自分は英語がとりわけ苦手というわけではないのですが、英語で発表するというのが絶対無理だと思いました。

 

ちんあなご先輩
その前に院試があるので、また勉強し直すのも嫌でした。

大学を2年留年しているので年齢的な問題

これも非常に大きな理由でした。

 

4年で研究室に配属された時、教授と進路について話し合う機会がありました。

 

自分以外の同回生は皆大学院に進むと言っていた中で、自分だけが就職すると話したところ、教授は次のように話してくれました。

 

教授「最近は院に進むのが当たり前みたいな風潮があるけど、企業によっては学部卒の人間を欲しがるところも多いんだよ。」

 

自分「そうなんですか?」

 

教授「うん。それと君は年齢的にも院に行くよりも、就職した方が選択肢が多いかもしれない。まあ、よく考えてみて」

 

この会話がきっかけとなり、自分は就活をすることを決心しました。

 

学科の専門以外の仕事にも興味があった

学業不振以外の留年した理由に、サークル活動に邁進していたというものがありました。

 

いわゆる学生団体に入っていたのですが、そこでの活動がきっかけでチームで活動できる仕事に興味を持ち始めました。

 

 

それは学科の専門分野に関する仕事に限らず、幅広い業界に目を向けるようになりました。

 

となると、「大学院いかなくても希望の仕事につけるんじゃね?」と思うようになり、学部卒で就活することを決めました。

 

理系学部卒で大手企業のエンジニアになった話

理系学部卒で大手企業のエンジニアになった話

自分が就活を始めた時期は少し遅めで、3年の2月頃からでした。

 

それまではなんとなく大学院に進むと考えていたので、全くインターンなどには参加したことがありませんでした。

 

まずは自己分析から始めて、自分に合った仕事を見つけることにしました。

 

 

サークルの同級生(すでに社会人)からおすすめの自己分析方法を教えてもらい、すぐに実践しました。

 

次に大学主催の合同説明会に参加し、この時点では業界を絞らずにいろんな企業について知ることにしました。

 

ネットで話題の超ブラック企業の説明会にも興味本位で参加してみました。(笑)

 

その中から特に気になった企業はマイナビとリクナビで詳細を調べて、残業時間も気にしながらチェックしました。

 

仕事内容、福利厚生、人事以外の方の雰囲気の順に自分は確認してましたね。

 

そして行きたいと思った企業にエントリーして、初の面接を迎えました。(これについては別記事で書きました)

 

失敗はもちろんあったのですが、そこから反省点をまとめました。
面接での反省点
    • 企業が欲しい像になりきる
    • 就活の軸をブラさない
    • 留年した理由をきちんと話す
    • 自分の強みがどう活かせるのかを話す
特に1つ目の「企業が欲しい像になりきる」というところがポイントで、内定が絶対に欲しいならここを重点的に抑えるべき。
例えば『積極的に自分の意見を言えるような学生』を求めてる企業なら、学生時代に積極的に自分の意見を言った経験談を話すっていうのが重要。
その中でなんでそんな風に行動したのか、その結果どうなったか、失敗したことをしっかりと話せればかなり印象がいいです。
自分はこれらを踏まえた上で、面接ではあらゆる質問で軸がぶれないか見てくるので、常に1本の軸を元に話すようにしました。
その結果、第一志望の企業でエンジニアとして内定をもらうことができました。
一応、就活の時に使ったツールを共有しておきます。
自分が就活期に使った全ツール
    • マイナビ…大学受験で使う赤本くらい必須。就活生は絶対入れとけ。基本これだけど、リクナビに載っていない企業情報を調べる際に使った
    • リクナビ…大学受験で使う赤本くらい必須。就活生は絶対入れとけ。マイナビに載っていない企業情報を調べる際に使った
    • みん就…同じ企業を受けてる学生同士で繋がれる掲示板がある。面接内容とか社風とか超レアな情報が流れてきた

理系学部卒の就活で苦労したこと

理系学部卒の就活で苦労したことは以下の通り。

 

    • なんで院にいかなかったのか聞かれる
    • 希望する業種は専門とは違う点を聞かれる
    • 周囲がみんな院に行くので情報を共有できない
上の2つは主に面接で聞かれて困ったことで、理系といえば大学院という風潮があるので、どこの企業の面接でも聞かれました。
ここでバカ正直に「もう勉強したくないからです」というと印象が悪いので、どうにか悪い印象を与えずに乗り切る方法を模索していました。
自分はいろんな業界を見ていく中で、院に行って専門分野を磨かずに御社で〇〇をしたいという風に話しました。
また3つ目の「周囲がみんな院に行くので情報を共有できない」についても苦労しました。
自分の学科は8〜9割が大学院に行くので、自分の知り合いはみんな院進を選んでいました。
なので就活の進め方や、どんな感じかという近況報告ができる人もいなかったので、孤独感に苛まれながら戦っていましたね。笑

ちんあなご先輩
就活はいつから始めるのかも知らなかったくらいなので、、、

理系が学部卒でエンジニアになった話【まとめ】

以上が、自分が学部卒で大手企業のエンジニアになった話となります。

 

流石に2年も留年している学生は少ないと思うのですが、そんな自分でも夏休み前に内定を獲得することができました。

 

なので学部卒でも就職することは可能ということが分かるかと思います。

 

    • 企業が欲しい像になりきれるか
    • 軸をブラさずに話すことができるか
    • 院に進まない理由をきちんと話せるか
この辺りをきっちりと押さえておけば、きっとご縁のある企業に就職できるはずですので、頑張ってください。
就活が早く終われば後は研究室を除けば、やりたい放題です。
人生の最後の夏休みを謳歌できるように、今本気で就活に取り組みましょう。
以上、参考になれば幸いです。