
大学の単位って、 各学年でどのくらい取っておくのが正解なんだろう。
「自分のペースで本当に卒業できるのかな」
「3・4年生になって単位が足りなくなったらどうしよう」
「就活が始まる前に単位を取り切れるか不安」
そんな疑問や不安を持ってここにたどり着いた人も多いと思います。

単位の取り方に正解はありませんが、学年ごとの目安を知っておくだけで、履修計画の精度が大きく変わります。
この記事では、 大学生の各学年における単位数の目安と平均を整理しながら、 後悔しない履修計画の立て方まで、 具体的にお伝えしていきます。
今の自分の単位取得ペースを確認して、 必要があれば今日から修正していきましょう。
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大学卒業に必要な単位数の基本をおさらい

各学年の単位目安を理解する前に、 まず大学卒業に必要な単位数の全体像を確認しておきましょう。
卒業に必要な総単位数
日本の4年制大学では、 卒業に必要な総単位数は最低124単位と文部科学省によって定められています。
ただし大学・学部によっては、 これを上回る単位数を卒業要件に設定しているケースも多くあります。
医学部・薬学部・教育学部など専門性の高い学部では、 130〜160単位程度を必要とする場合があります。

まず自分の大学・学部の卒業要件単位数を、学生手帳やポータルサイトで確認しておくことが全ての出発点です。
単位の種類を理解する
卒業要件の単位数は、 以下のカテゴリに分かれていることがほとんどです。
- 必修科目(卒業に絶対必要な科目)
- 選択必修科目(指定された中から一定数を選ぶ科目)
- 自由選択科目(自由に選べる科目)
必修科目は落とすと翌年度に再履修が必要になるため、 最優先で管理する必要があります。
1学期で取れる単位数の上限
多くの大学では、 1学期(半期)に履修できる単位数の上限が設けられています。
一般的な上限は20〜26単位程度です。
つまり前期・後期合わせて年間で取れる上限は、 40〜52単位程度が目安になります。

上限いっぱいまで履修すれば早く単位を取れますが、授業の質と理解度が下がるリスクがあるため、無理のない範囲で計画することが大切です。
大学生の各学年の単位目安・平均はどのくらい?

卒業に必要な124単位を4年間で取ると仮定した場合、 1年あたりの平均は31単位になります。
ただし実際には学年によって取るべき単位数に差があり、 後半の学年ほど授業外の活動(就活・ゼミ・卒論)が増えることを考慮した計画が必要です。
1年生の単位目安・平均
1年生で取るべき単位数の目安は、 年間30〜40単位です。
前期・後期でそれぞれ15〜20単位を取るペースが理想的です。
1年生は大学生活への適応・サークル活動・新しい人間関係など、 授業以外のことにも多くのエネルギーを使う時期です。
そのため、 無理に上限まで履修するより、 必修科目を確実に押さえながら余裕のある履修計画を立てることをおすすめします。
一方で「1年生のうちから単位を稼いでおく」という意識も大切で、 後の学年で余裕が生まれます。
1年生で取っておくべき科目は、 必修の語学科目・教養科目・専門基礎科目が中心です。

1年生の前期は特に慎重に。慣れない環境で授業を詰め込みすぎると、出席や課題の管理が追いつかなくなりやすいです。
2年生の単位目安・平均
2年生で取るべき単位数の目安は、 年間35〜45単位です。
1年生より大学生活に慣れ、 時間管理もしやすくなってくる時期です。
この時期に積極的に単位を取っておくことが、 3・4年生の余裕につながります。
2年生で取るべき科目は、 専門科目の基礎・選択必修科目・語学科目の継続が中心になります。
3年生からゼミが始まる大学も多く、 2年後半にはゼミ選考が始まることもあるため、 成績管理も意識しておきましょう。

2年生は大学生活で最もバランスが取りやすい学年なので、この時期に最も積極的に単位を取ることをおすすめします。
3年生の単位目安・平均
3年生で取るべき単位数の目安は、 年間25〜35単位です。
3年生からは就職活動の準備が本格化し、 インターンへの参加・説明会・OB訪問など、 授業外の活動が増えます。
ゼミが始まる大学も多く、 専門的な研究に時間を割く必要も出てきます。
1・2年生で余分に単位を取れていれば、 3年生の履修を絞ることで就活と両立しやすくなります。
3年生までに卒業要件の70〜80%の単位を取得しておくことが、 4年生の余裕につながる理想的なペースです。

3年生で「就活に専念したいのに単位が足りない」と気づく人が多いです。この後悔をしないために、1・2年生のうちに積み上げておくことが本当に大切です。
4年生の単位目安・平均
4年生で取るべき単位数の目安は、 年間15〜25単位です。
4年生は卒業論文・就職活動・内定後の準備など、 授業外の活動が最も多い学年です。
理想は1〜3年生で卒業に必要な単位の大部分を取得しておき、 4年生では卒業論文と残りの必要単位だけに集中できる状態を作ることです。
4年生の前期終了時点で卒業要件を満たしている状態が最も理想的で、 後期は卒業論文と就職準備だけに専念できます。

4年生になってから「単位が足りない」と気づくのが最も危険なパターンです。遅くとも3年生の後半には卒業までに必要な残り単位数を正確に把握しておきましょう。
大学生が守るべき単位の最低ラインとは?

各学年の目安を理解した上で、 「最低どのくらい取っていればいいか」という基準も把握しておきましょう。
学年ごとの最低ライン目安
卒業要件124単位を4年間で取る場合、 最低限のペースは以下が目安になります。
- 1年生終了時点:最低20単位以上
- 2年生終了時点:最低50単位以上
- 3年生終了時点:最低85単位以上
- 4年生終了時点:卒業要件単位数を全て取得
進級条件がある大学は特に注意
大学・学部によっては、 一定の単位数を取得しないと進級できない「進級条件」が設けられています。
進級条件を満たせない場合、 翌年度も同じ学年として在籍することになります。

進級条件は大学によって大きく異なるので、入学時に必ず確認しておくことが大切です。
進級条件がある大学では、 最低ラインを下回ることが留年に直結するため、 特に慎重な単位管理が必要です。
必修科目の未取得は特に危険
単位数の合計が最低ラインを超えていても、 必修科目に未取得のものがある場合は、 卒業要件を満たさないケースがあります。
「単位数は足りているのに必修を落としていて卒業できない」という事態を防ぐために、 必修科目の取得状況を毎学期確認する習慣をつけましょう。
大学1年の前期に取るべき単位数の目安

大学生活の最初の学期である1年前期は、 単位取得のスタートラインとして特に重要です。
1年前期の理想的な単位数
1年前期で取るべき単位数の目安は、 15〜20単位です。
1学期で取れる上限に近い単位数を履修することで、 早いペースで単位を積み上げることができます。
一方で大学生活への適応期間でもあるため、 無理に詰め込みすぎると授業についていけなくなるリスクもあります。
バランスを取った目安として、 16〜18単位程度を履修しながら、 全科目で確実に単位を取りに行くスタイルが最も堅実です。
1年前期に優先すべき科目
1年前期に優先すべき科目は以下の通りです。
必修の語学科目(英語・第二外国語)は、 後で取り直しが難しいため最優先です。
専門基礎科目は後の専門科目の土台になるため、 1年前期からしっかり取り組むことが重要です。
教養科目は選択肢が多いため、 興味のある科目を選びながら単位を確保しましょう。
1年前期で単位を落とすことのリスク
1年前期に多くの単位を落とすと、 後の学年での挽回が必要になり、 3・4年生での余裕が失われます。
また必修科目を落とすと翌年度に再履修が必要になり、 他の科目との時間割の調整が難しくなることがあります。

1年前期は「大学の授業ってこんな感じか」と慣れる時期でもありますが、単位への意識は最初から高く持っておくことをおすすめします。
後悔しない単位取得戦略【学年別アドバイス】

学年ごとの単位目安を踏まえた上で、 具体的な戦略をお伝えします。
1・2年生へのアドバイス
1・2年生の最大の戦略は、 できるだけ多くの単位を前倒しで取ることです。
3・4年生になると就活・ゼミ・卒論で時間が取られるため、 早い段階で単位を積み上げておくことが全体の余裕につながります。
夏休みや春休みの集中講義を活用することで、 通常の学期では取れない単位を補充することもできます。
また語学科目は毎学期継続して取ることで、 資格(TOEICなど)につながるスキルも同時に磨けます。
必修科目は最優先で管理し、 一度も落とさないことを目標にしましょう。
3年生へのアドバイス
3年生は残り単位数の正確な把握が最優先課題です。
卒業要件に対してあと何単位必要かを計算し、 4年生での履修負担が最小になるように逆算して計画を立てましょう。
就活の繁忙期(3年後半〜4年前半)に授業が重なることを想定して、 時間割を柔軟に組める状態を作っておくことが大切です。
ゼミでの活動と授業のバランスを取りながら、 無理のない履修計画を学務課のアドバイザーと一緒に確認しておくと安心です。
4年生へのアドバイス
4年生になってから単位に不安を感じている場合は、 今すぐ卒業要件の確認と学務課への相談を最優先にしましょう。
残り単位数が多い場合は、 集中講義の活用・夜間科目の履修・他学部科目の活用など、 通常とは異なる方法で単位を補充できる可能性があります。
卒業論文の執筆と残り単位の取得を並行してこなすスケジュールは、 かなりタイトになりますが、 計画的に動けば乗り越えられます。

4年生で「卒業できるかもしれない」という不安を感じたら、一人で抱え込まずにすぐ学務課に相談してください。
単位を計画的に取るための習慣【実践的な管理方法】

単位を計画的に取るための具体的な習慣を紹介します。
毎学期始めに単位の棚卸しをする
学期が始まるたびに、 以下の3点を確認する習慣をつけましょう。
- 現在の取得単位数と卒業要件の差を計算する
- 必修科目の取得状況を科目ごとに確認する
- 今学期の履修計画が卒業ペースに合っているかを確認する
この作業を毎学期の最初に行うだけで、 単位に関する漠然とした不安が具体的な課題に変わります。
先輩の履修モデルを参考にする
同じ学部の先輩がどのような履修計画を立てていたかを参考にすることで、 理想的な単位の取り方が見えてきます。
サークルや部活の先輩、 ゼミの先輩などに「どのくらいのペースで単位を取っていたか」を聞いてみましょう。

同じ学部の先輩の履修計画は、パンフレットより100倍リアルな情報です。積極的に聞いておきましょう。
学務課・アドバイザーを積極的に活用する
単位に不安がある場合は、 一人で抱え込まずに学務課や学習アドバイザーに相談しましょう。
「このペースで卒業できますか?」という疑問に、 専門のスタッフが答えてくれます。
特に3・4年生は卒業に向けた具体的な履修計画を、 アドバイザーと一緒に確認しておくと安心です。
単位取得状況をスプレッドシートで管理する
卒業要件の科目カテゴリごとに、 現在の取得単位数と残り必要単位数を一覧で管理するスプレッドシートを作ると便利です。
必修・選択必修・自由選択を分けて管理することで、 「単位数は足りているが必修が不足している」という事態を防げます。
毎学期の成績発表後に更新する習慣をつければ、 常に最新の単位状況を把握できます。
単位に関するよくある疑問Q&A

Q. 単位を取りすぎることのデメリットはある?
A. 単位を取りすぎること自体のデメリットは少ないですが、 授業数が増えることでバイト・サークル・就活との両立が難しくなるリスクがあります。
また科目数が多すぎると各授業への集中度が下がり、 成績(GPA)に悪影響が出ることもあります。
「取れるだけ取る」ではなく「確実に取れる量を計画的に取る」というバランスが重要です。
Q. GPA(成績平均)と単位数はどちらを優先すべき?
A. 大学院進学や一部企業への就職を考えている場合は、 GPAを意識することが重要です。
単位数を増やすために苦手科目を無理に取るより、 得意科目・高得点を狙える科目を選んでGPAを高める戦略も有効です。

GPAを上げたい場合は「何を取るか」より「何で高得点を取るか」を意識することが大切です。
Q. 集中講義で単位を補充できる?
A. はい、可能です。
夏休みや春休みに開講される集中講義は、 短期間で単位を取得できるため、 単位不足の補充に非常に効果的です。
ただし集中講義は授業時間が長く、 体力的・精神的な負担も大きいため、 計画的に受講することをおすすめします。
Q. 他学部の授業で単位を取ることはできる?
A. 大学によっては他学部の授業を履修して、 卒業要件の一部として認定される場合があります。
「他学部・他学科科目」として一定単位数まで認められるケースが多いです。
ただし認定される単位数の上限が設けられている場合が多いため、 事前に確認しておきましょう。
まとめ|各学年の単位目安を把握して計画的に卒業を目指そう
大学生の各学年の単位目安をまとめると、 以下の通りです。
- 1年生:年間30〜40単位(前期15〜20単位が目安)
- 2年生:年間35〜45単位(最も積極的に取るべき学年)
- 3年生:年間25〜35単位(就活との両立を意識した履修)
- 4年生:年間15〜25単位(卒論・就活に集中できる状態を作る)
大切なのは、 卒業要件に対する自分の現在地を常に把握して、 計画的に単位を積み上げていくことです。

「なんとかなるだろう」という感覚で過ごしていると、4年生になってから取り返しのつかない状況になることがあります。
今の自分の単位取得ペースが目安と大きくずれている場合は、 今日から計画を修正することで十分間に合います。
学務課・アドバイザー・先輩の力を借りながら、 後悔のない大学生活の履修計画を立ててみてください。






































