理系の就活って何をするの?流れを学部卒で内定を獲得した経験から話す
この記事を読んで分かること
    • 理系の就活の進め方、やり方
    • 就活は何から始めればいいのか

読者
・理系の就活ってどうやって進めればいいんだろう?
・学部卒でも就職できるの?
といった方の参考になれば幸いです。
本記事を書いている私は理系学部卒で、3年生の3月から就活を始めて内定を得ることができました。

ちんあなご先輩
院には行きたくなかったので、とにかく就活を頑張りました。
なので理系で就活のやり方がわからない方はもちろん、学部卒で就職したい方にも読んでほしい内容となっています。

理系大学生の就活の流れ【何するの?】

理系大学生の就活の進め方

学部卒、院卒共に共通することですが、理系の就活には大きく分けて2通りの方法があります。

 

    • 自由応募
    • 学校推薦
それが上記の2つで、国立理系院卒の場合だと多くの方が学校推薦を使います。

読者
やっぱり就活のやり方って文系と違うの?

ちんあなご先輩
自由応募にすれば基本的に同じだよ。

自由応募について

ちんあなご先輩
ちなみに私は自由応募で内定をもらうことができました。
自由応募は基本的に自分で企業側にアプローチするという形式です。
自由応募の特徴
    • 何社でもエントリーすることができる
    • 専門外の職業からも探せる
    • 面接の回数は2〜3回
    • 落ちる可能性はまあまあ高い
    • 内定辞退が禁止されていない
    • 全て自分の責任で行動する必要がある
といった風に、名称のままに自由な形式ということが分かると思います。
人によっては面接回数が多いし、たくさんの企業を受けるのは面倒という人もいるでしょう。
しかし、自由応募の良いところは自分の専門外にも目を向けることができる点です。
例えば建築系の学科にいた学生が、IT系の企業に進みたいなら自由応募で探すといったような感じです。

学校推薦について

ちんあなご先輩
学校推薦は、理系の特権とも言える特別なカードです。
学校推薦、あるいは教授推薦を使えば、大企業に就職できる可能性も高いです。
学校推薦の特徴
    • 基本的に1度に1社だけしか受けられない
    • 1社あたりの募集人数が決まっている
    • 内定を受けたときには辞退できない
    • 大企業に就職することができる可能性が高い
    • 標準以上の成績が必要になる場合もある
    • 面接回数は1回など、回数はかなり少ない
たとえ自由応募ですごく良い企業から内定を貰っていたとしても、学校推薦を使って内定をもらった場合は辞退することができません。
また推薦の枠もある程度決まっており、中には院卒から3名だけといったような条件の企業もあり、そもそも学部卒は相手にしていないものも含まれます。
その代わりに大企業の推薦もあったり、自由応募よりも内定しやすかったり、面接回数が少なかったりと良い点も多いのが特徴です。
特に国立理系の場合はものすごい数の推薦企業が用意されている場合が多いので、困ったら推薦にするというのも手です。
大学の生協で買った本なのですが、割とざっくりまとめてあって分かりやすかったです。
それぞれの詳細(例えば面接の必勝法など)については書いておらず、とにかく就活のポイントを抑えておきたいという人におすすめ。

理系大学生の就活はいつから始めるべき?

一般的に大学3年の春頃から、就活をぼちぼち始める人が多いです。
というのも大学3年の夏インターンに参加しようと考える学生が多く、それには春頃から応募する必要があるからですね。

 

とりあえず自己分析から始めて、他己分析や業界分析をしていって、自分に合った仕事を見つけることから始めると良いでしょう。

 

自己分析をまだやったことがない人は「適性検査」をやってみると良いと思います。

 

自分も就活中に行ったのですが、他のサイトのものよりも自分のことをよく分かってる気がしたので、おすすめしておきます。(笑)

 

理系大学生の就活は何から始めたら良いのか

理系大学生の就活は何から始めたら良いのか

では具体的に自由応募、学校推薦ともに何から始めたら良いのでしょうか。

 

ここでは実際に2ヶ月で第1志望の企業から内定を獲得するに至るまで、私が何をしたのかを解説します。

 

就活の始め方【順番】
  1. 自己分析、他己分析をする
  2. 就活の軸を1本持つ
  3. 合同説明会に参加して、いろんな業界を見る
  4. とりあえず1社エントリーしてみる
  5. 面接の対策をする

自己分析、他己分析をする

この本は私が自己分析に詰まっているときに友人からおすすめされたものです。

 

 

インターネットで調べたり、マイナビの適性診断MATCHをしたのですが、イマイチ自分のやりたいことや得意なことがわかりませんでした。

 

ですがこの本を読むと、過去(それこそ中学生の時まで遡る)の自身の経験に隠れた『何に喜びを感じるのか』『モチベーションの源泉は何か』というようなことが分かりました。

 

ノートに書きながら読み進める必要があるので買ったほうがいいのですが、値段が少し高いので自己分析がよく分からないという方だけどうぞ。

 

就活の軸を1本持つ

ちんあなご先輩
就活の軸というのは、会社選びや仕事選びの自分なりの基準のことです。

ここまでの自己分析をしっかりできていれば、就活の軸を決めるのはかなり簡単です。

 

例えば「人に安心を届けられる企業がいい」「裏でサポートするような役割につきたい」といったような感じです。

 

これは面接でもほぼ確実に聞かれることで、面接時の質問ではこの軸がぶれないかどうかを見られます。

 

学生「私の企業選びの軸は、お客様とコミュニケーションをとりながら仕事を進められることです」
面接官「学生時代のアルバイト経験は?」
学生「荷物の梱包をしていました」
面接官「どうしてそのアルバイトをすることに決めたの?」
学生「人と関わることが苦手だからです」
面接官「(!?!?!?!?)」

上のようなやりとりが起きてしまうと、ほぼ面接は合格しません。

 

面接官は本当に入社してから活躍してくれるかと同時に、長く勤めてくれるのか(すぐやめないか)を見ています。

 

面接の中で軸がぶれないためにも自己分析をしっかりしておくことが重要になるのは言うまでもないでしょう。

合同説明会に参加して、いろんな業界を見る

マイナビやリクナビ、大学での合同説明会ではあらゆる業界の企業が集まります。

 

メーカー、不動産、食品、インフラ、金融、保険、化学などといったように、自身の専門外の仕事についても知ることができます。

 

例えばあなたがメーカーに就職したいと考えていたけど、就活の軸を決めた上で「やっぱり食品の方があっているんじゃね?」と気付くこともあります。

 

最初から視野を狭めてしまうと可能性まで狭めてしまうことになるので、最初はできるだけ広く業界を見渡すことをおすすめします。

 

とりあえず1社エントリーしてみる

ちんあなご先輩
まずは練習だと思って1社エントリーしてみましょう。
1社目から第1志望の企業に挑戦するのはやや無謀です。
というのもエントリーシートの書き方、面接での受け答え、面接マナーなど分からないし、慣れていないからです。
いくら入念に準備をしていたとしても、慣れていないだけで「この人は練習不足でここに来たんだな」と思われてしまっては損です。
なのでまずは練習として、滑り止めくらいの企業を受けることをおすすめします。
ですが全く興味のない企業を選ぶのではなく、一応自身の希望する業界で、ある程度就活の軸に一致するような企業にした方がいいです。

ちんあなご先輩
その方が本番を想定した練習ができるので効果的です。

面接の対策をする

最後は面接対策についてですが、これはある程度テクニックで乗り切ることができます。

 

読者
話下手だし、噛んだらどうしよう...。
という方でも問題ありません。
面接官は基本的に就活生の味方なので、ゆっくりでも伝えたい内容を伝えることができれば大丈夫です。

ちんあなご先輩
私も面接ではかなり噛みましたし、すぐには答えられないような質問をされて頭が真っ白になりました。
これだけは押さえておくべき面接のポイント
    • 自信がなくてもはっきりと受け答えをする
    • こちらが適度に微笑めば、場の緊張感が少し和らぐ
    • 分からないことは正直に分からないと言う
    • 自身の強みを話した後に、御社でどのように役立つか話す
さすがに全てを書ききるのは難しいので、絶対に押さえておくべきポイントをまとめておきました。
特に「分からないことは正直に分からないと言う」というのは非常に大切で、知っている体で話が進んだ後に嘘だということがわかると印象が悪いです。
また、正直に分からないということで謙虚さもアピールできる場合もあるので押さえておきましょう。
その他の面接におけるテクニックはメンタリストDaiGoさんの本で紹介されており、非常に効果的だったように感じるので紹介しておきます。
中でも「あえて自身の欠点を話す」というところが面白くて、全ての選考で最終面接まで進むことができたのもこの本のおかげだと思っています。

理系の就活っていつまですればいいの?

就活ルールでは6月1日に面接解禁ということになっていますが、実情はそれよりも前に選考を行なっている企業が多いです。

 

当然それに伴い、就活を終える時期が早い学生も一定数いるということが分かります。

 

ここで株式会社リクルートキャリアがとった20卒のデータをご覧ください。

 

(※引用:就職みらい研究所)

 

まさかの面接解禁日である6月1日の時点で、57.3%の学生しか就活を行なっていません。

 

つまり約半数が就活を終えているということが分かります。

 

そこから急激に減少し、8月1日では18.1%つまり80%以上の学生が就職活動を終えています

 

理系の就活って何をするの?【まとめ】

以上が、理系大学生の就活についての内容となります。

 

最近では合同説明会や面接がオンラインで行われるところも少なくなく、就活生の移動による負担が減っているようです。

 

インターンシップもオンラインで行う企業もあり、どんな仕事をするのか知っておきたいという理系学生にはありがたいですね。

 

私も理系の就活について悩んでいた頃、大学に置いてあった無料の就活冊子「理系ナビ」を参考にしていました。

 

こういう冊子です。(事務室前とかで見たことあるはず

 

理系ナビを使うことで得られる情報
    • 理系向けインターン&新卒採用情報
    • 選考対策/就活準備セミナー
    • キャリア/就活相談
    • スカウトオファー
文系の方には絶対におすすめできないんですけど、理系の方なら登録しておくだけでも他の就活生が知らない情報だったり、企業からのオファーを受けられるので割とおすすめです。

>>理系学生のための就活・インターンシップ情報サイト【理系ナビ】

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

少しでも参考になれば幸いです。