fa-arrow-circle-rightこの記事を読んで分かること
読者
大学を留年してしまった...。やっぱり就活では不利になるよね。
という読者の悩みを解決します。
タイトルにもある通り、自分は浪人して入った大学を2年留年してしまいました。
つまり合計3年間も社会に出るのが遅れており、教授からも「ちょっとだけ厳しいかもしれない」と言われたほどです。
ですが結果的に就活は成功し、無事に第一志望の企業から内定をもらうことができました。
しかも就活をした期間はわずか2ヶ月ちょっとだったので、そこまで大変な思いはせずに済みました。
この記事では留年をしてしまった大学生が、就活を成功させるためにしたことと、逆に失敗したなーと感じることを共有します。
記事の最後で就活で使った全ツールも紹介しますので、参考にして使ってみてください。
参考までに…ちんあなご先輩について
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- インターンシップにはオンラインで1日だけ参加→その企業は落ちました
大学を留年しても就活はうまくいくのか
結論からいうと、自分の見せ方によって就活がうまくいくかどうかは決まります。
というのも留年した学生は、どこか後ろめたさのようなものを持っていて、そのせいでネガティブな印象を与えかねません。
留年した学生
自分なんて他の優秀な学生に比べたら全然ダメだし、どうせうまくいきっこない。
このような思いは必ずといっていいほど、面接官や企業に伝わってしまうので、就活中だけでもいいので忘れましょう。
ちんあなご先輩
自分が留年したのには理由があるし、他の学生にはない強みも持っている!
という風に強気な感情を持っていれば、それは必ずあなたの表情や行動、言葉に表れます。
ここで企業が求める学生像を見てみましょう。
企業が求める学生像の上位5項目は、1位:積極性、2位:誠実さ、3位:健康・体力、4位:一般常識・マナー、5位:コミュニケーション能力となっている。
留年した後ろめたさで「積極性」が失われて、留年した理由をごまかそうとすると「誠実さ」がなくなり、暗い表情をしていると「健康」な印象はまず持たれません。
まとめると留年した事実は絶対に変わらないので、「自分は現役生なんだ」くらいの気持ちで、堂々と就活を進めることが大事です。
そして留年した理由を言えることと、その企業で活かせる自分の強みをしっかりと把握しておくことが、成功の秘訣だと思っています。
まだやりたいことが分からないという人は、企業にエントリーする前に見つけておきましょう。
自分の場合は所属していたサークルでの活動や、その中でリーダーとして活躍した経験について話しました。
ですがリーダーとしての力はあえてアピールせずに、自分はサポーターとして他の人が気づかないところを補佐する力に長けていることを強みにしました。
ちんあなご先輩
こうすることで、面接官に「なんで?その理由がもっと知りたい。」と気を引かせることができるからです。
実際リーダーの役割は苦手だったというのもあるのですが、先にリーダーの話を出すことがポイントです。
こんな感じで自分の強みを見つけたら、その企業で活躍できるというアピールをする必要があります。
しっかりと採用ページやホームページを見て、企業研究をしておくことが大事です。
就活では留年した理由を聞かれるのか
結論からいうと、留年した理由をいろんな角度から深掘りしてきます。
どの企業でも絶対そう!とは断言できませんが、自分は全ての企業から面接で聞かれました。
読者
いろんな角度からっていうのはどういう...?
ちんあなご先輩
面接官が納得するまでだよ。
具体的にされた質問は以下の通り。
それぞれについて深掘りする前に、そもそもどうして留年した理由を聞いてくるのかお話しします。
企業はなんで留年した理由を聞いてくるのか
企業が学生を採用するときの基準や選び方についてですが、「基本的に長く勤めてくれる人」である場合が多いです。
というのも学生を一人採用するのにも、たくさんの時間とお金がかかってしまいます。(いわば会社の将来への先行投資です)
そんな投資先が思わぬ理由でやめてしまうと、企業からすると大きな損失になってしまいます。
なので先に留年した理由を聞いておき、その理由が怠惰なものであったり、特に理由がない場合は落とす可能性が高くなります。
ちんあなご先輩
入社してからもさぼり癖が出るんじゃないかと思われたら、保険のために落とされるかもしれません。
どうして進級できなかったの?(留年したの?)
質問をするのに、少しだけ申し訳なさそうな感じで聞かれました。
ちんあなご先輩
はい。2年留年しました!
とはっきり答えました。嘘をついても仕方ないので。
学業にはしっかりと取り組んでいたの?
しっかりと勉強していたのに単位を取れなかったのか、怠けていたせいで単位を落としたのか知るための質問です。
前者の場合はあまり勉強ができないか覚えの悪い人だと思われる可能性があり、後者の場合は入社してもすぐにやめてしまうのではないかと思われる可能性があります。
ちんあなご先輩
サークル活動に力を入れすぎたせいで勉強を疎かにしていました。
ちんあなご先輩
また休学期間には自分の力でビジネスをしたいと考え、ブログに注力しました。それにより、〇〇といった結果を残すことができました。
という風に、学業は疎かにしていたという理由で答えました。
ですがそれと同時に、別のことを一生懸命頑張って、その結果どうなったのかという詳細まで語りました。
面接官は、就活生がどのように考えて学生時代に行動したのかを知りたいと考えます。
「特に話せるようなことがない!」という人は、その時にしていたことをそれっぽく話せるように練習しておきましょう。
健康上の問題はあった?
留年した理由に健康上の問題は関係しているのかと聞かれました。
この質問も入社してからその健康上の問題が起こらないかどうかを知るためのものです。
もしあった場合はそれは解決したのか、あるいはまだ不安が残っているのか話す必要があります。
ちんあなご先輩
特になかったです。
自分はなかったのでこう答えました。
留年してから何か自分のために取り組んだ?
ちんあなご先輩
休学してブログに本気で取り組みました。最初に3ヶ月という期間で〇〇といった目標を立てて、その結果△△を達成しました。
留年してから自分のために何かしたのか、あるいは今までと何も変わらずに過ごしてきたのかを知るための質問です。
留年という事実は変わらないので、その失敗からどのように立て直そうと考えたのか伝える必要があります。
何か取り組んだことがあれば、その内容を詳しく話しましょう。
fa-arrow-circle-right具体的な取り組みの例
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- 資格の勉強(TOEICやその企業でアピールできるもの)
留年大学生が就活で失敗したこと
ちんあなご先輩
正直失敗したなと思うことが以下の通り。
それぞれ解説していきます。
大学3年の夏から就活は始まっていた
ちんあなご先輩
就活を始めたのは大学3年の冬(2月)でした。
就活は大学3年の夏から始まっており、夏インターンに参加した人だけの選考も数多く存在します。
特に大手企業で、募集人員が少ないところは「特に優秀で行動力のある学生」を取りたいと考えるので、その傾向が強いように感じます。
冬インターンの申し込み期限も早いので、就活をもっと早く始めたらよかったと思いました。
最初の面接で正直に話しすぎた
ちんあなご先輩
留年しました!正直いうと、全然勉強してなくて...。
一番初めの面接での大失敗です。
面接というのは自分をアピールする場であって、完全なデタラメはダメですが正直者はバカを見ます。
いけないことですが、実際にウソで内定をとる人もいるのが実態です。
自分の経験をいかに強みとしてアピールするかを考えましょう。
やりたいことを見つけるのが遅かった
ちんあなご先輩
就活はよ始めなあかんけど、俺って何がしたいんだっけ。
就活を早く始めることができなかった1番の理由がこれ。
特に将来の夢もなく、何となく生きてきた自分にとって、就職先の業界を決めるのは非常に困難でした。
すでに社会人の友人から「やりたいことの見つけ方」という本を紹介してもらったおかげで、ようやく自分の本当にしたいことを見つけられました。
いろんなサイトやアプリに手を出しすぎた
ちんあなご先輩
いろんなサイトに登録しすぎて不要な情報に振り回されました。
当時の自分は何から手をつけたらいいのか分からなかったので、手当たり次第に就活サイトに登録していました。
ブログやYouTuberが紹介しているあらゆる就活サイトに登録したものの、迷惑メールばりに届くメールや電話のせいで、時間を無駄にしてしまいました。
「超有名企業からあなただけに選考をお届け!」的な謳い文句のサイトは絶対にやめましょう。
fa-arrow-circle-down自分が就活で使ったツールです。参考になればお使いください。
自分が就活期に使った全ツール
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- マイナビ…大学受験で使う赤本くらい必須。就活生は絶対入れとけ。基本これだけど、リクナビに載っていない企業情報を調べる際に使った
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- リクナビ…大学受験で使う赤本くらい必須。就活生は絶対入れとけ。マイナビに載っていない企業情報を調べる際に使った
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- キミスカ…逆求人サイト。自分が活躍できる企業から直接スカウトされる。適性検査が無料で、自分の適職が分かった
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- みん就…同じ企業を受けてる学生同士で繋がれる掲示板がある。面接内容とか社風とか超レアな情報が流れてきた
2年留年したけど就活に成功した話と失敗談【まとめ】
自分は2年留年してしまったのですが、無事に内定を獲得することができました。
福利厚生がしっかりしている企業が良かったので、その条件もクリアできたので満足のいく就活だったと感じています。
最後に、留年している学生は確かに就活では不利です。
ストレートで卒業していて、かつ優秀な学生にはほぼ勝てません。
ですが正しい戦い方(面接での見せ方など)を身につけておくだけで、都市伝説だと思っていた内定を獲得することが可能になります。
また就活を始めるのは早いほど有利になるので、まずはやりたいことを見つけて、適性検査を受けて自分について知るということから始めると良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。