チョコレートの白い粉はカビ?食べたらやばい?対処法を解説!
この記事を読んで分かること
    • チョコレートの表面にある白い粉の正体
    • チョコレートにカビは生えるのか
    • 白くなったチョコレートを美味しく食べる方法
    • チョコレートのカビを食べてしまった場合の対処法

読者
チョコってカビ生えるの?表面に白い粉みたいなのがあるんだけど。
という方の悩みを解決します。
開封済みのチョコレートをしばらく放置していたのですが、久々に食べようと思って開けたら表面に白い粉のようなものが付いていました。

ちんあなご先輩
え、この白いのカビじゃね?チョコってカビ生えるん!?
賞味期限が長いので油断していたのが仇となり、「これはもう食べられないな」と思いつつ調べてみると、どうやらカビではないようです
結論からいうと、『ブルーム現象』とやらが起こって、そのような白い粉が付着しているように見えるらしいのです。
ただ、中にはガチでカビが生えている場合もあるので、その点についても解説していきます。

チョコレートの白いカビのようなものの正体

チョコレートの白いカビのようなものの正体

(出典:https://xn--cck7a2b1byf5b.com)

 

チョコレートの表面についた白いカビのようなものは、実はカビではありません

 

これは『ブルーム現象』と呼ばれ、チョコレートに含まれているココアバターという脂肪分が溶け出たものです。

 

部屋の温度などで温度が上がることによって、脂肪分が分離して表面に浮き出てきます。

 

この分離した脂肪分が冷え固まることで、チョコの表面に白い粉のようなものとして付着するのです。

 

読者
え、じゃあカビじゃないんや!

ちんあなご先輩
うん。だから普通に食べられるよ!
おそらく商品ラベルの裏側に「28℃以下で保存してください」みたいに書かれているはずです。
実はブルーム現象が起こるのを防ぐためだったのです。
また『急激な温度変化』でもブルーム現象は起こってしまうので注意。

読者
28℃以下で保存ってことは冷蔵庫に入れておけばいいや!
という風に考えるかもしれませんが、冷蔵庫から出した時に外の温度との差でチョコレートの脂肪分が分離する可能性もあります。
まとめると、、、
    • 商品ラベルの裏に書かれている環境で保存する
    • 特に冬などはストーブ、ヒーターの近くに置かない
    • なるべく冷蔵庫に入れず、早めに食べ切ってしまう

チョコレートにカビは生えるのか

チョコレートにカビは生えるのか

ブルーム現象でカビに見える白い粉が付いているように見えると説明しました。

 

読者
じゃあチョコにカビは全く生えないの?

ちんあなご先輩
実は全くカビが生えないというわけじゃないんだ。
チョコレートは水分を含む食品なので、この水分が原因で腐敗してしまいます
よっぽど保存方法がおかしいという場合を除いて、チョコにカビが生えることは珍しいです。
しかし菌糸が栄養や水分を吸収して成長してしまうと、いくらチョコといえどもカビが生えてしまいます。
また加工したチョコレートは水分を多く含むので、よりカビが生えやすくなってしまいます。
生チョコやチョコを混ぜたお菓子などがそれに当たります。
上の写真のような状態になった場合は絶対に食べようとせず、すぐに廃棄してください。
カビの部分だけを切り取って他の部分を食べようとするのも避けるべきです。
目には見えないだけで他の部分も腐敗が進んでいることが多いので、身の安全のためにも食べるのはやめておきましょう。

チョコレートのカビを見分ける方法

先程の写真のように、綿のような白い状態のものが付着していた場合はカビです。

 

他にもチョコレートのブルーム現象とカビを見分ける方があり、それが以下の通り。

 

    • 匂いを嗅ぐ
    • 白い斑点や緑色の斑点が散らばっているかどうか
カビ特有の匂いがあればすぐに分かると思います。
一方で斑点の場合ですが、ブルーム現象だと散らばっていることが多いです。
カビだと一極集中という風に、一箇所に白色や緑色の斑点が集まっていることが多いです。

 

一つの判別方法だけではわからない場合は、以上の3点を意識して確認してください。

白くなったチョコレートを美味しく食べる方法

白くなったチョコレートを美味しく食べる方法

最初にお話ししたように、ブルーム現象によって脂肪分が分離してしまっているので、味や風味に少し違和感を覚えるかもしれません

 

なので白くなったチョコレートを美味しく食べるには、そのまま食べずに加工する方がいいかもしれません。

 

    • カレーやシチュー、ハヤシライスなどに隠し味として入れる
    • 一度全部溶かして、もう一度固めてから食べる
    • 溶かしたチョコをホットミルクやコーヒーに入れて飲む
    • 焼き菓子や生チョコとして活用する
チョコレートを無駄にすることなく、美味しく食べられるのでお試しあれ。
個人的には3つ目の「溶かしたチョコをホットミルクやコーヒーに入れる」というのが大好きです。

チョコレートにカビができないための保管方法

チョコレートにカビができないための保管方法

チョコレートにカビが生えないようにするための保管方法は以下の通りです。

 

    • アルミ箔で包み、ジップロックなどで密封する
    • 風通しが良い場所で保存する
    • 直射日光は避ける
    • 冷蔵庫で保管する
冬であれば常温で保存してもいいかもしれませんが、おそらく暖房やヒーターをつけているはずなので冷蔵庫に入れておくのがベターです。
また湿気にも弱いので、気になる人はジップロックで密封しておくと良いです
食べる直前に常温に戻せば、もう一度美味しく食べることができます。

 

ちんあなご先輩
一度開けたチョコはすぐに食べるのが一番美味しいけどね!

チョコレートの白い粉はカビ?【まとめ】

    • チョコレートの白い正体は脂肪分が溶け出したもの
    • よってカビではない
    • ただしカビが生えることもあるので保管方法に注意する
    • ブルーム現象が起きてしまったら加工して食べる
以上が本記事の内容となります。
いくら消費期限が長いチョコといっても、カビが生えてしまうことはあるようです。
これまで適当に机の上に放置してしまっていた方は、今日から保管方法を見直しましょう。
本記事が参考になれば幸いです。