
大学生活を送るなかで、
「単位を落としてしまうかも」「もしかして自分だけ?」と不安になったことはありませんか。
実は、単位を落とすことは決して珍しいことではありません。
この記事では、大学で単位を落とす割合について文系・理系別のデータをもとに詳しく解説しながら、落としてしまったあとの対処法や、単位を取るためのコツまでまとめて紹介します。
- 大学で単位を落とす割合の実態(文系・理系別)
- 真面目な学生でも単位を落とすことがある理由
- 単位を落としたあとの影響と対策
- 意外と単位は取れるという話
タップできるもくじ
大学生で単位を落とす割合はどのくらい?

大学生が1年間に履修した科目のうち、どのくらいの割合で単位を落としているのか気になる人は多いと思います。
文部科学省や各大学の公表データ、および複数の学生向け調査をもとにすると、大学生全体で履修科目の10〜20%程度の単位を落とした経験があると言われています。
つまり、10科目履修したとしたら、1〜2科目は落としてしまう計算です。

これを見て「意外と多い」と思った人もいるのではないでしょうか。
もちろん、大学や学部・学科によって大きく異なりますが、「単位を1つも落とさず卒業する学生」が実は少数派であることも珍しくありません。
文系の単位落とし割合
文系学部(法学部・経済学部・文学部・社会学部など)では、科目の特性上、レポートや試験の比重が高い傾向があります。
文系学生を対象にした複数の調査によると、1年間に少なくとも1科目以上の単位を落とした経験がある割合は約40〜50%と言われています。
文系の場合、授業への出席が成績に直結するケースが多く、欠席が重なることで単位を落とすパターンが目立ちます。
また、期末レポートの提出忘れや、試験範囲の見誤りによって単位を落とす学生も少なくありません。
文系学部別のおおよその単位落とし傾向は以下のとおりです。
- 法学部:試験の難易度が高く、単位を落とす割合が比較的高め(約15〜25%)
- 経済学部:数学系科目(統計・数学入門など)での脱落率が高い傾向
- 文学部・外国語学部:語学科目の単位落としが多い(特に第二外国語)
理系の単位落とし割合
理系学部(工学部・理学部・医学部・薬学部など)では、実験・実習科目やレポートの提出頻度が高く、こなすべき課題量が多いのが特徴です。
理系学生を対象にした調査では、1年間に少なくとも1科目以上の単位を落とした割合は約50〜65%と、文系よりも高い傾向が見られます。

理系のほうが単位を落としやすいというのは、意外に思う人もいるかもしれませんね。
理系学部別のおおよその傾向は以下のとおりです。
- 工学部:専門科目(電磁気学・熱力学・プログラミングなど)での脱落率が高く、学年によっては20〜30%が単位を落とすことも
- 理学部:数学・物理などの難易度が高い科目で脱落者が続出しやすい
- 医学部・薬学部:進級要件が厳しく、単位を落とすと即留年につながるケースも多い
理系は授業そのものの難易度が高いうえに、実験レポートや課題の締め切りが重なることで、精神的にも体力的にも追い詰められやすい環境です。
>>理系大学生が忙しい理由とリアルなスケジュール。遊べない・しんどいと感じる理由
真面目な学生でも単位を落とすことはある

「真面目に授業に出ていたのに単位を落とした」という話を聞いたことはないでしょうか。
実はこれ、決してレアなケースではありません。
真面目な学生が単位を落とすのはありえないと思われがちですが、実際にはさまざまな落とし穴があります。
真面目でも単位を落とす理由①:試験勉強の方向性が間違っている
授業にきちんと出席して、ノートも取って、でも試験に落ちてしまう——。
これは、勉強の方向性が試験の形式と合っていないことが原因であることが多いです。
たとえば、記述式の試験なのに用語の暗記ばかりをしていたり、過去問を確認せずに全範囲を均等に勉強してしまったりするケースです。

努力の方向性が少しズレるだけで、結果は大きく変わってしまいます。
真面目でも単位を落とす理由②:出席日数のカウントミス
多くの大学では「授業の3分の1以上を欠席すると単位が認定されない」というルールがあります。
真面目な学生でも、体調不良や課外活動で気づかないうちに欠席が積み重なり、気がついたら出席上限を超えていた、というケースが起こりえます。
自分の出席状況を定期的に確認することが、単位を守るうえでとても重要です。
真面目でも単位を落とす理由③:レポートの提出条件を見落とす
シラバスには、レポートの提出期限や書式のルールが細かく記載されています。
「ページ数が足りない」「フォントサイズが違う」「提出先のURLを間違えた」など、些細なミスが原因で単位が認定されないこともあります。
特にオンライン提出が主流になったことで、システムの操作ミスによる未提出扱いも増えています。
真面目でも単位を落とす理由④:メンタルの不調
大学生は人間関係の変化、就活のプレッシャー、一人暮らしのストレスなど、さまざまな悩みを抱えています。
真面目な人ほど「頑張らなければ」と追い詰められてしまい、精神的に限界を迎えて授業に行けなくなる、というケースも少なくありません。
単位を落としたからといって、その人が「不真面目」だということにはならないのです。
単位を落とすなんてありえないと思っていた人へ

「単位を落とすなんてありえない」と思っていた人が、いざ自分がそうなったときに強い自己嫌悪に陥るケースがあります。
でも、実態を知れば「意外と多くの人が同じ経験をしている」ということがわかります。
SNSや学生コミュニティでも、「単位落とした」という投稿は時期(特に成績発表シーズン)になると一気に増えます。
留年率で見ると、文部科学省のデータでは4年制大学の留年率は約9〜10%とされており、約10人に1人は留年を経験しています。
>>大学1年生で単位がやばい。留年になるの?今すぐできる対処法を徹底解説
留年の原因のほとんどが単位不足であることを考えると、単位を落とすこと自体はごくありふれた出来事だと言えます。

自分を責めすぎず、次にどう動くかを考えることが大切です。
文系・理系で比べる「単位を落とした」経験者の声
文系学生からよく聞かれるのは「語学の単位を落とした」「レポートの提出期限を忘れた」というパターンです。
一方、理系学生では「実験レポートが間に合わなかった」「専門科目の試験が想定以上に難しかった」という声が多く見られます。
どちらの学部でも、単位を落とした経験は決して珍しいことではなく、そこから立て直した学生が大多数です。
単位は意外と取れる——正しい戦略を知れば怖くない

「単位なんて取れるか不安」と思っている人に伝えたいのは、正しいやり方を知れば単位は意外と取れるということです。
多くの大学では、試験一発勝負ではなく、出席・小テスト・レポート・期末試験などを組み合わせた評価方法を採用しています。
これは言い換えれば、「一つひとつの積み重ねが大きく評価に影響する」ということです。
単位を取るための戦略①:シラバスを最初にしっかり読む
シラバスには評価基準が書かれています。
「出席30%・レポート30%・期末試験40%」のような配点がわかれば、どこに力を入れるべきか戦略を立てることができます。
試験が50%以下の科目であれば、出席とレポートをしっかりこなすだけでも単位を取れる可能性が高まります。
単位を取るための戦略②:過去問を入手する
多くの大学では、先輩から過去問を入手することができます。
サークルや部活動、学生コミュニティを通じて過去問を共有してもらえることも多く、過去問の傾向を把握することが試験対策において非常に重要です。

過去問は「カンニング」ではなく、立派な試験対策のひとつです。
単位を取るための戦略③:教授との関係を大切にする
教授に顔と名前を覚えてもらうことは、単位取得において意外と重要です。
授業後に質問をしに行く、メールで疑問を送るなど、積極的にコミュニケーションを取ることで「熱意のある学生」と認識してもらえます。
ボーダーライン上の成績の場合、教授の裁量で単位が認定されることもあります。
単位を取るための戦略④:友人と情報共有をする
一人で抱え込まず、同じ授業を受けている友人と情報を共有することも大切です。
「この科目の試験はどんな形式だった?」「レポートのテーマは何が出やすい?」など、情報交換することで、効率よく単位を取ることができます。
>>大学の単位の効率的な取り方!ムダなく確実に卒業するための完全ガイド
単位を落としてしまったあと、どうすればいい?

実際に単位を落としてしまった場合、焦る気持ちはわかりますが、まず冷静に状況を整理することが大切です。
①再履修の手続きを確認する
ほとんどの大学では「再履修(さいりしゅう)」制度があり、翌年度以降に同じ科目を再び履修して単位を取り直すことができます。
成績表に「不合格」と記録されることはありますが、再履修して単位を取得すれば卒業要件を満たすことができます。
早めに履修登録の手続きを確認しておきましょう。
②留年リスクの確認をする
単位を落とした場合、卒業に必要な単位数が足りなくなる可能性があります。
特に「進級要件」がある学部(医学部・薬学部・一部の理工学部など)では、特定の科目を落とすと進級できないケースもあります。
自分の在籍する大学・学部のルールを確認し、必要であれば学生支援課や教務課に相談しましょう。
③就職活動への影響を把握する
「単位を落としたら就活に影響する?」と心配する人も多いですが、一般的に単純に1〜2科目の単位を落としても、就活に直接影響することはほとんどありません。
ただし、留年が確定した場合は、卒業予定年度がずれることになり、採用スケジュールに影響が出ることがあります。
また、成績証明書の提出を求める企業では、GPAが著しく低い場合に影響が出ることもゼロではありません。

1〜2科目の失敗で人生が終わるわけではないので、冷静に対処することが一番です。
④大学のサポート制度を積極的に活用する
多くの大学では、単位取得に悩む学生向けのサポート制度を設けています。
学習支援センター、学生相談室、チューター制度などを活用することで、勉強の仕方や単位回復の戦略を一緒に考えてもらえます。
「相談するのが恥ずかしい」と思わず、積極的に活用してみましょう。
>>大学で単位を落としたけど人生終わりじゃない。対処法と気持ちの立て直し方を徹底解説
文系・理系で変わる単位のリカバリー方法

文系のリカバリー方法
文系の場合、選択できる科目の幅が広いことが多く、落とした科目の代わりに別の科目で単位を補うことがしやすいです。
たとえば、「卒業に必要な単位数の合計を満たせばよい」という大学では、落とした必修科目以外の部分を他の選択科目で埋めることが可能です。
ただし、語学の必修科目(英語・第二外国語)は必ず取り直す必要があることが多いため、注意が必要です。
理系のリカバリー方法
理系の場合、専門科目に必修が多く、落とした科目を再履修するしか道がないケースも多いです。
ただし、理系学部では実験・実習のスケジュールがタイトなため、再履修で同じ時間帯に別の授業が重なるという問題も起きやすいです。
履修計画をしっかり立て直すためにも、教務担当の教員や担任教員に早めに相談することをおすすめします。

特に理系の方は、早期に状況を把握して動き出すことが留年回避のカギになります。
まとめ:単位を落とすことは珍しくない、大切なのは次の一手
今回の記事では、大学で単位を落とす割合について文系・理系のデータをもとに解説し、落としてしまったあとの対処法や、単位を取るための戦略を紹介しました。
改めてポイントをまとめます。
- 大学全体で単位を落とす割合は履修科目の10〜20%程度
- 文系は40〜50%、理系は50〜65%の学生が1年間に少なくとも1科目を落とした経験がある
- 真面目な学生でも単位を落とすことはある、ありえないことではない
- 単位は正しい戦略を使えば意外と取れる
- 落としても再履修や制度を活用すれば挽回できる
大切なのは、落ち込みすぎず「次にどう動くか」を考えることです。
あなたの大学生活が充実したものになるよう、焦らず一歩ずつ進んでいきましょう。



































